バイオマスプラ(BP)識別表示制度
グリーンプラ(GP)識別表示制度
グリーンプラ(GP)識別表示制度
グリーンプラ(GP)ポジティブリスト(PL)
グリーンプラマーク取得製品リスト
申請方法と登録の流れ
申請書及び記入例
識別表示制度、基準及び試験方法等
グリーンプラ識別表示制度とは
グリーンプラ識別表示制度とは
生分解性プラスチックは、その微生物分解性により使用後の環境負荷低減につながる環境配慮型のプラスチックです。しかしその機能を有効に活用するためには一般の非生分解性プラスチック製品との識別、分別回収が必要な事に加え、分解した後も土壌などに悪影響を与えない安全性の保障が必要です。グリーンプラ識別表示制度は、こうした生分解性の基準と、環境適合性の審査基準を満たした製品に「グリーンプラ」のマークと名称の使用を認め、一般消費者への正しい理解を広め、正しい使用法と製品の普及を促進する目的で取り組まれている認証識別制度です。
お知らせ
2017.05.01 「G-4ポジティブリスト記載に要する試験方法及び認定試験機関」を改訂しました。
2016.09.06 「G-4ポジティブリスト記載に要する試験方法及び認定試験機関」を改訂しました。
2016.01 シンボルマークのロゴ・フォーマットを 更新いたしました。
会員用ページの 「委員会議事録」の「識別表示委員会」をご覧ください。
2015.08.07 「グリーンプラ・シンボルマーク使用の手引き」を改訂しました。
2015.08.01 「G-4ポジティブリスト記載に要する試験方法及び認定試験機関」を改訂しました。
2015.07.01 G-2識別表示制度運用規約を改訂しました。
2013.11.01 G-4ポジティブリスト記載に要する試験方法及び認定試験機関を改訂しました。
2013.03.01 G-3ポジティブリスト作成基準・G-4ポジティブリスト
記載に要する試験方法及び認定試験機関 を改訂しました。
2013.03.01 基準改訂に従い、様式X-1、様式Ⅰ-1、様式Ⅲ-1を改訂しました。
2012.07.01 グリーンプラ識別表示制度、識別表示制度運用規約、グリーンプラ・シンボルマーク使用の手引きを改訂しました。
2009.10.22 「グリーンプラ製品のバイオマス由来表示」制度を廃止しました。
2009.10.22 基準類記述の不明瞭な箇所を修正しました。
2007.06.27 PL作成基準を改定しました。
(1) 生分解性接着剤のPL記載基準を追記。
(2) 特殊機能を有する微量高分子材料の使用に係る基準改定。
制度発足の背景と経緯
生分解性プラスチック研究会(現・日本バイオプラスチック協会)は、通商産業省基礎産業局長諮問機関(当時)であった“生分解性プラスチック実用化検討委員会(*1)”の提言(*2)に基づき、一般プラスチック製品との識別のための基準作りを1996年から進めてきました。
(*1)委員長:土肥義治氏(現:高輝度光科学研究センター顧問、東京工業大学名誉教授、理化学研究所名誉研究員)
(*2)報告書:新プラスチック時代の幕開け(1995)
グリーンプラ識別表示制度は、同省生物化学産業課が(財)バイオインダストリー協会(JBA)に 委託した「バイオインダストリー安全性向上調査―生分解性プラスチック安全性などに関する調査―」の中で制定した原案を規準としており、第3者性(公開性・中立性)が極めて高い認証制度の一種といえ、 さらに、日本に先行して市場の成立しているEU及び北米における同種認証制度との整合性も高いことにも特徴があります。本制度は、1998年度に骨子がまとめられ、1999年度に生分解性プラスチック研究会での運営を前提に した制度案を作成、2000年度通常総会で承認を得、今日にいたります。
本制度の目的
生分解性プラスチックは、通常のプラスチックと同様に使うことができ、使用後は自然界に存在する微生物のはたらきで、最終的に水と二酸化炭素に分解されます。コンポスト施設(*3)で有機性廃棄物(*4)一緒に微生物分解を受け、コンポストとして土壌改良材となるグリーンプラは、(*5)、バイオリサイクル資材であり、今日のプラスチック廃棄物問題の切り札的存在ともされています。
(*3)堆肥化施設
(*4)家庭生ゴミや農産物残骸・畜産排泄物等
(*5)このことから、海外ではグリーンプラはコンポスト化可能(コンポスタブル)資材と位置づけられています。欧米における識別ロゴは、ドイツ:kompostierbar、ベルギー:OKcompost、北米:compostableです(何れも“コンポスト可能”という意味です)。
なお、グリーンプラ製品を含む有機性廃棄物から製造したコンポストの安全性についてはモデル事業を通して確認されています。当研究会は、グリーンプラが資源循環型社会の基盤的な補完資材であるとの認識から、普及促進を使命とします。このため、識別基準を明確にし、グリーンプラ製品が環境負荷の低いプラスチック製品であることを、一般消費者に認識して戴き、利用促進を図るために、本制度が制定されました。
識別表示認証マーク(例)

制度概要
有害重金属類を基本的に含まず、生分解性と安全性が一定基準以上にあることが確認された材料だけから構成されるプラスチック製品をグリーンプラ製品と認定し、製品にシンボルマークをつけることを許可する制度です。生分解性と安全性を確認した材料については、その全てを予めポジティブリストとして公開します。樹脂加工メーカーの方々は、製品を成形する為に使うことのできる材料、例えば添加剤や色材等について、ポジティブリスト記載物質かどうか事前に確認することができます。ポジティブリストに記載されていない有機化合物を使用したい場合には、その化合物について生分解性と安全性が確認されたことの分析証明書を添えてポジティブリスト物質として追加申請して戴きます。ポジティブリスト方式によって、消費者の方々は常に安全性・生分解性が確認された材料を知ることができます。
目的: | 一般プラスチック製品との識別を明示することにより、消費者へ環境適合製品であることをアピールする。 |
骨格: | 基本属性 :「生分解性」と「安全性」が確認された材料の提供 製品構成 :ポジティブリスト方式(基本属性の確認された材料を開示する) 生分解性 :JIS法に基づいた測定+国際基準と整合しうる基準 環境安全性:法規制のある毒物・危険物でないこと 識別表示法:統一シンボルマーク |
運営: | 資格:正会員、賛助会員、マーク会員 機関:識別表示委員会 |

①ฺ 生分解性
グリーンプラ製品に使うことのできる有機化合物は、紙・樹木等の天然有機物か、あるいは生分解性が国際標準分析法に基づいた生分解速度で60%以上のものに限られます。この生分解速度は、有機廃棄物や紙・樹木等と同じ程度にコンポスト施設内で微生物分解を受けることを意味します。つまり、紙や樹木よりも遅い微生物分解を受ける有機合成化合物はグリーンプラ製品に使うことはできません。グリーンプラ製品の再資源化とはコンポスト施設によるコンポスト化が本来の姿と考えられるからです。
②ฺ 安全性
グリーンプラ製品に使うことのできる有機化合物は、天然有機物、食品添加物として登録されているもの、あるいは一定の安全性が確認されたものに限られます。法によって毒物・危険物と指定された化合物は認められません。
期待される効果
環境適合性を満たしたグリーンプラ製品を、正しい再資源化の方法(*6)と共に消費者の方々にご理解戴きたいと願っています。
(*6)原則は、コンポスト施設内処理です。
庭等の土中に埋めて微生物分解させることも可能ですが、完全分解するには半年から数年の時間(紙や樹木と同様の時間を必要とします。また土壌の温度・水分・PHやグリーンプラの種類により違いがあります)がかかります。つまり生分解性といっても、コンポスト施設がインフラとして整備されるまでの期間は一般のプラスチック製品と同様の廃棄処分(焼却・埋立)とせざるを得ません。循環型社会の基盤施設としてコンポスト施設の整備が期待されます。
グリーンプラ識別表示制度の必要性
1999年、国際標準化機構(ISO)から正式条項として発行されたISO14021は環境宣言の用語に関わる条項で、2000年7月にはJISQ14021(環境ラベル及び宣言―自己宣言による環境主張)として我が国でも工業規格として発行されました。“環境に優しい”、“生分解性”といった言葉も根拠のある分析事実等に基づいて初めて使用可能となります。生分解性プラスチックについても、国際合意に基づいた定義・基準に対応した取扱い・取り組みが不可欠です。
運営体制

グリーンプラ識別表示制度は、日本バイオプラスチック協会の中に識別表示委員会を設けて運営されます。
委員会は、
- グリーンプラシンボルマーク使用申請を審査する審査部会
- シンボルマークが正しく使用されていることを調査・確認するマーク管理部会
- 識別基準の妥当性を検討する基準検討部会
- 事務手続きを担当する事務局
から構成されます。
正会員・賛助会員意外でグリーンプラシンボルマーク使用を希望される方には、マーク会員(含む期間限定マーク会員)になって戴きます。その後、所定の様式に従い、製品構成材料を全て正しく明記して戴き、同時に重金属類等の含有量も提示して戴きます。製品を構成する材料は全て当研究会が公開するポジティブリスト掲載物質であることが前提となります。ポジティブリストは、オフィシャルウェブサイトで公開しておりますのでご参照ください。なお、ポジティブリストは、生分解性・安全性に関わる最新情報を反映させて、逐次更新しております。
海外におけるグリーンプラ識別表示制度
ドイツではDIN CERTCO(ドイツ工業規格認証機関)が、DIN EN13432及びASTM D6400に基づくコンポスト化可能プラスチックの識別表示制度を運営しています。ベルギーではVinçotteが、EN13432に基づくコンポスト化可能プラスチックの識別表示制度(OK compost)を運営している。米国ではBPI(米国生分解性プラスチック製品協会)が、ASTM D6400に基づくコンポスト化可能プラスチックの識別表示制度を運営しています。
グリーンプラ識別制度の国際統合化
JBPAは、2001年12月に、BPI(米国生分解性プラスチック製品協会)及びDIN CERTCO(ドイツ工業規格認証機関)とグリーンプラ識別表示制度に関する業務提携を結びました。また、2004年10月にはBMG(中国生分解性プラスチックグループ)と、更に2008年10月には、TBIP(タイバイオプラスチック工業協会)とも同様の業務提携を結びました。
ISO/TC61(プラスチック)/SC5(物理・化学的性質)/WG22(生分解性)で、コンポスト化プラスチックの特性に関する国際統合化が話し合われ、ヨーロッパ規格EN 13432、米国規格ASTM D 6400及びJBPAコンポスト化可能グリーンプラ製品基準を統合したISO 17088(コンポスト化プラスチックの特性)が2008年3月に発行されました。
試験法標準化の動向
ISO(国際標準化機構)の中で、バイオプラスチックに関するISO 規格の制定は、ISO/TC61(プラスチック)/SC5(物理・化学的性質)/WG22(生分解性)及びWG23(バイオプラスチック試験法)で行われています。JBPAは、ISO/TC61年次会議に出席し、ISO規格案の審議に参加するとともに、日本提案によるISO規格を制定してきました。また、制定されたISO規格のJIS化も、タイムリーにおこなっています。
規格内容 | 試験環境 | ISO規格 | 規格概要 | 対応JIS |
生分解試験 | 水 | ISO 14851(日本提案) | 好気的水系酸素消費量測定 | JIS K6950 |
ISO 14852 | 好気的水系炭酸ガス発生量測定 | JIS K6951 | ||
コンポスト | ISO 14855-1 | 好気的コンポスト系 第1部 一般的方法 | JIS K6953-1 | |
ISO 14855-2(日本提案) | 好気的コンポスト系 第2部 実験室条件下、重量法による二酸化炭素測定 | JIS K6953-2 | ||
土壌 | ISO 17556(日本提案) | 好気的土壌系 二酸化炭素発生量又は酸素消費量測定 | JIS K6955 | |
嫌気 | ISO 14853 | 嫌気的水系 バイオガス発生測定 | - | |
ISO 15985 | 嫌気的高固形濃度 バイオガス発生測定 | JIS K6960 | ||
ISO 13975(日本提案) | 高温スラリー系嫌気的生分解 | - | ||
崩壊度試験 | コンポスト | ISO 16929 | 崩壊度試験 コンポスト系 パイロット | JIS K6952 |
ISO 20200 | 実験室でのコンポスト系の崩壊度試験 | JIS K6954 | ||
仕様 | コンポスト | ISO 17088 | コンポスト化プラスチックの特性 | - |
試料調整 | すべて | ISO 10210(日本提案) | 生分解試験法の試料調整ガイドライン | - |
識別表示制度、基準及び試験方法等
識別表示制度(詳細)、基準及び試験方法等(PDF)
識別表示基準 | 5P | 18年11月 |
シンボルマーク運用基準 | 8P | 18年11月 |
グリーンプラポジティブリスト(PL)記載基準 (コンポスト化可能グリーンプラを含む) |
6P | 18年11月 |
PL記載に要する試験方法と認定試験機関 | 10P | 20年03月 |
商品名の一部にグリーンプラを使用する場合の許諾要領 | 2P | 07年06月 |
識別表示制度 運用規約 | 4P | 18年11月 |

申請書及び記入例
申請書および記入例(ワード)
- グリーンプラマーク使用の要件のチェックには、添付のフロー図をご活用願います。
「フロー図(GPマーク申請)」【PDF】
グリーンプラマーク使用申請には全3ページの申請書を提出願います。
「様式X-1;グリーンプラマークの使用申請書(一般情報P1、技術情報P2、製品情報P3)」
「様式X記入上の注意【PDF】」と「記入例【PDF】」を参考にしてください。 - ポジティブリスト申請時、要件のチェックには、添付のフロー図をご活用願います。
「フロー図(GP PL申請)」【PDF】
ポジティブリスト申請には全2ページの申請書を提出願います。
「ポジティブリストへの新規追加・修正 申請書」(全申請共通)
「様式Ⅰ-1;グリーンプラ・分類A、B用」
「様式Ⅱ-1;グリーンプラ・分類A、C用」
「様式Ⅲ-1;グリーンプラ・分類B、C用」
申請方法と登録の流れ
マークの申請には会員になる必要があります
グリーンプラマーク取得審査を受け、使用許可を得るには、日本バイオプラスチック協会(JBPA)の会員になる必要があります。
会員には、正会員、賛助会員、マーク会員の三種類があり、それぞれの資格に応じた権利が発生します。
また、期間限定マーク会員制度をご利用いただくこともできます。


「入会のご案内」をご覧のうえ、入会申込書をご郵送下さい。
また正・賛助会員にお申込みの場合は、事務局までご一報下さいますよう、お願いいたします。
※登録をお急ぎの際は、入会申込書と申請書を一緒に受付いたします。

「様式X-1記入例」および「様式X-1 記入上の注意」をご参照のうえ
シンボルマーク使用申請書を作成して下さい。

*申請書の申込み締切日は、毎月中旬とさせて戴いております。
トップページの“お知らせ"にて、毎月の締切日をご案内しておりますので、
ご確認のうえ早めにご送付下さい。

シンボルマーク登録番号を記載した使用許可証をお送りします。
「シンボルマーク使用の手引き」を参考にご使用下さい。


申請書送付先
〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町5-11 ユニバーサルビル6F
日本バイオプラスチック協会 識別表示事務局
TEL:03-5651-8151 FAX:03-5651-815
グリーンプラマーク(GP)取得製品リスト

下記の製品は当協会が運営するグリーンプラ識別表示制度によるマーク取得製品です。
使用されているプラスチックは、安全性・生分解性について同制度基準の達成を確認しているプラスチックです。
取得製品についての問い合わせ先は該当する製品に「詳細」があればクリックして参照ください。
「詳細」が無い場合は JBPA会員リストに掲載されている提供元会社名を参照ください。
グリーンプラマーク取得製品一覧(2021年1月1日現在)
登録番号順
こちらをクリックすると製品一覧が表示されます。
グリーンプラ用途別
用途名をクリックすると用途別の一覧が別ウィンドウで表示されます。
ゴミ袋・コンポスト袋 | 水切り袋 | その他袋類 |
製品包装袋、レジ袋、ショッピングバッグ | ||
包装用フィルムシート | 容器 | 緩衝材 |
ラップフィルム、シュリンクラベル | ボトル、食品用ケース、ブリスターパック、蓋 | バラ緩衝材、梱包用ブロック状緩衝材 |
マルチフィルム | その他農林業用フィルムシート | その他農林水産資材 |
燻蒸用シート、防虫・防草シート | 育苗ポット、人口藻、ネット、ペグ | |
土木・建築資材 | 文具 | 遊具 |
ドレーン材、土のう袋、パイル、巾木、シート | クリアファイル、バインダー、窓付き封筒、定規 | ゴルフティー、BB弾 |
その他日用雑貨 | 食器類 | 繊維製品 |
栓抜き、ワッペン、カード、カレンダーホルダー、CD | ナイフ、フォーク、丼、皿、お盆、コップ | フラットヤーン、ジャンパー、タオル |
ロープ・テープ・バンド類 | その他 | |
結束バンド(テープ)、紐 | エマルション、多目的フィルム |
グリーンプラ(GP)ポジティブリスト(PL)
エクセルファイルで別ウィンドウで表示されます。
内容 <ファイル名> Ver.2020.6(Jan.) | 容量 |
►分類番号A-1(生分解性合成高分子化合物) | 638KB |
►分類番号A-2(コンポスト化可能合成高分子化合物) | 638KB |
►分類番号B-1(安定剤) | 63KB |
►分類番号B-2(界面活性剤) | 36KB |
►分類番号B-3(滑剤) | 63KB |
►分類番号B-4(無機材料) | 46KB |
►分類番号B-5(発泡剤) | 29KB |
►分類番号B-6(その他(1)有機材料) | 47KB |
►分類番号B-7(その他(2)特殊機能有機材料) | 48KB |
►分類番号B-8(天然材料) | 38KB |
►分類番号B-9(色材) | 375KB |
►分類番号C-1(中間製品等) | 181KB |
►分類番号C-2(コンポスト化可能中間製品等) | 27KB |
►分類番号C-3(生分解性接着剤) | 27KB |
ポジティブリスト(PL)への新規追加・修正は「申請書及び記入例」から書類をダウンロードし、下記へ郵送願います。
〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町5-11 ユニバーサルビル6F
日本バイオプラスチック協会 識別表示事務局
TEL:03-5651-8151 FAX:03-5651-8152
バイオマスプラ(BP)識別表示制度
バイオマスプラ(BP)ポジティブリスト(PL)
バイオマスプラ(BP)マーク取得製品リスト
申請方法と登録の流れ
申請書及び記入例
識別表示制度、基準及び試験方法等
バイオマスプラ識別表示制度とは
バイオマスプラ識別表示制度とは
バイオマスプラとは、有機資源(植物等)由来物質を、プラスチック構成成分として所定量以上含む、バイオマスプラスチック製品のことです。
当協会では、地球温暖化防止の観点と、化石資源消費縮減の重要性をかんがみ、バイオマスプラの識別表示制度を制定しました。
一般消費者が、バイオマスプラスチック製品を容易に識別できるよう、当協会が定める基準に適合する製品を「バイオマスプラ」として認証し、シンボルマークの使用を許可する制度です。
お知らせ
- 2017.05.01 「B-4ポジティブリスト記載に要する試験方法及び認定試験機関」を改訂しました。
- 2016.09.06 「B-4ポジティブリスト記載に要する試験方法及び認定試験機関」を改訂しました。
- 2016.01 シンボルマークのロゴ・フォーマットを 更新いたしました。
会員用ページの 「委員会議事録」の「識別表示委員会」をご覧ください。 - 2015.08.07 「バイオマスプラ・シンボルマーク使用の手引き」を改訂しました。
- 2015.08.01 「B-4ポジティブリスト記載に要する試験方法及び認定試験機関」を改訂しました。
- 2015.07.01 B-2識別表示制度運用規約を改訂しました。
B-4ポジティブリスト記載に要する試験方法を改訂しました。 - 2013.11.01 B-4ポジティブリスト記載に要する試験方法及び認定試験機関を改訂しました。
- 2013.03.01 B-3使用禁止物質及びバイオマスプラスチック、中間製品のPL記載基準・B-4ポジティブリスト記載に要する試験方法及び認定試験機関 を改訂しました。
- 2013.03.01 基準改訂に従い、様式X-2、様様式Ⅲ-2、様式Ⅴ-2を改訂しました。
- 2012.07.01 バイオマスプラ識別表示制度、識別表示制度運用規約、バイオマスプラ・シンボルマーク使用の手引きを改訂しました。
- 2011.07.01 バイオマスプラ識別表示制度・使用禁止物質及び バイオマスプラスチック、中間製品のPL記載基準を改訂し、別添資料 様式 Ⅳ-2、Ⅴ-2を新規に策定しました。
- 2009.10.22 「バイオマスプラ識別表示制度」部分限定シンボルマーク使用承認基準を改定しました。
- 2009.10.22 「バイオマスプラ識別表示制度」部分限定シンボルマーク使用承認基準を改定しました。
- 2007.02.21 ポジティブリスト(PL)方式の見直しを行い、分類A[バイオマスプラスチック」及び分類C[中間製品」は従来通りPL方式を維持。
分類B「添加剤」及び分類D「その他材料」については、指定使用禁止物質以外の使用を認めるネガティブリスト(NL)方式を採用することに変更しました。
本制度の目的
バイオマスプラスチックは、一般的には、バイオマス由来の原料を全部或いは一部使用したプラスチックを言い、環境負荷が少なく、かつ炭酸ガスのバランスを崩すことの無い等の特徴を有するものです。
このことから地球温暖化防止、化石燃料資源の節約、自然環境の保全に資することが期待されているものの、現在は全プラスチックの市場規模に占めるバイオマスプラスチックの推定割合と数量は、僅か0.2%、3万トンに過ぎません。
JBPAはバイオマスプラスチックの中でも、とうもろこし等の再生可能な有機資源由来の物質に含まれるでんぷん等の原料より、化学的又は生物学的に合成する事により得られる高分子材料(プラスチック)が、資源環境型社会構築の基本的な補完資材であるとの認識に基づき従来よりその普及促進に努めてまいりました。
2006年7月、一般消費者の皆様にバイオマスプラスチック製品がかかる特徴を有し地球温暖化防止、化石燃料資源の節約、自然環境の保全に資するとのご認識を頂き、かつその普及促進を図るため、既存の化石燃料由来のプラスチック製品と識別するための制度として、「バイオマスプラ識別表示制度」を発足しました。
識別表示認証マーク(例)

本制度の概要
この制度は、一般消費者がバイオマス由来のプラスチック製品を容易に識別できるように、JBPAが定める識別表示基準に適合する製品を「バイオマスプラ」として認証し、定められた認証マークの使用を認可する制度です。
<基準の概要>
- ポジティブリスト記載のバイオマスプラスチックを使用すること。
- 製品中のバイオマスプラスチック度が、25.0wt%以上のプラスチック製品。
- JBPA指定の使用禁止物質を含まないこと。
バイオマスプラスチック度: 原材料、製品に含まれるバイオマスプラスチック組成中のバイオマス由来成分の全体量に対する割合(重量%)。
日本バイオプラスチック協会(JBPA)がバイオマスプラ識別制度を発足する意義
2002年12月に発表された政府のバイオテクノロジー戦略大綱、バイオマスニッポン総合戦略において、化石資源の使用量縮減により地球温暖化を防止するために、植物原料、生分解素材の積極的利活用を推進する方針が明示されました。
バイオマスプラスチック製品の普及促進が市場より強く望まれている中で、樹脂メーカー、一次加工メーカー、最終加工メーカー、流通業者など多くの有力企業を会員に持ち、2002年に「グリーンプラ識別表示制度(生分解性プラスチック製品)」を立ち上げ800点を超えるグリープラマークの認可製品を認証し、生分解性プラスチック製品の正しい理解と普及に大いに貢献している実績のあるJBPAに、本識別表示制度の発足を求める要望が大きくなっていました。
JBPAでは、かかる状況を踏まえバイオマスプラ識別表示検討WG等で精力的な検討を行った結果を取りまとめ、2006年6月13日、「バイオマスプラ識別表示制度」がJBPAの総会で承認されました。
JBPAは、今後幅広い会員会社の知識と努力を結集し、「バイオマスプラ識別表示制度」の的確かつ積極的な運用を通じて、バイオマスプラスチック製品の普及、拡大に貢献してまいります。
日本バイオプラスチック協会(JBPA)の今までの対応
- 2003年に策定した「BPS中期事業計画」において、グリーンプラの定義の中に、従来の生分解性プラスチックに加えて、バイオマス由来の原料から製造されるバイオベースポリマー(バイオマスプラスチック)を含める事としました。即ち、出口の機能である生分解性が特徴である生分解性プラスチックに加えて、入り口でバイオマス由来の原料を使うことに意義のあるバイオマスプラスチックの両方の普及促進活動を推進してまいりました。
- 2005年に開催された愛知万博(愛・地球博)での、「バイオプロセス実用化開発事業R&Dコンソーシアム」による各種バイオ、生分解性素材製品の大量導入及び各種実証モデル事業の取り組みは、会員各社の多大な協力の下で行われ、社会的な認知度の拡大に大きなインパクトを与える契機となりました。
日本バイオプラスチック協会(JBPA)のこれからの対応
- 「バイオマスプラ識別表示制度」の確実な運用
識別表示委員会、基準検討部会による基準の向上、深化の検討と審査部会による公正な審査、認証及びマーク管理部会による正しいマーク運用の管理。 - バイオマスプラスチックの技術的問題への取り組み
技術委員会によるバイオマスプラスチックの試験方法、評価方法などの研究の推進。 - 海外との交流、調整
技術委員会によるバイオマスプラスチックの認証基準に係る国際標準について、欧米諸団体との意見の交換、調整。 - 普及、広報活動
企画調査委員会が中心になり、「バイオマスプラ識別表示制度」、「バイオマスプラマーク」の普及拡大に向けて、ホームページの改良、パンフレットの作成、展示会、セミナーへの参加及び各方面へのPRを積極的にとり進める。
従って日本バイオプラスチック協会は今後、
従来からの「グリーンプラ識別表示制度」=「グリーンプラ」と
新規に「バイオマスプラ識別表示制度」=「バイオマスプラ」
の2つの識別表示制度を整然と運用いたします。
識別表示制度、基準及び試験方法等
識別表示制度(詳細)、基準及び試験方法等(PDF)
識別表示基準 | 5P | 18年11月 |
シンボルマーク運用基準 | 8P | 18年11月 |
バイオマスプラポジティブリスト(PL)記載基準 | 5P | 18年11月 |
PL記載に要する試験方法と認定試験機関 | 10P | 20年03月 |
識別表示制度 運用規約 | 4P | 18年11月 |

申請書及び記入例
申請書および記入例(ワード)
- バイオマスプラマーク使用の要件のチェックには、添付のフロー図をご活用願います。
「フロー図(BPマーク申請)」【PDF】
バイオマスプラマーク使用申請には全3ページの申請書を提出願います。
「様式X-2;バイオマスプラマークの使用申請書(一般情報P1、技術情報P2、製品情報P3)」
「様式X記入上の注意【PDF】」と「記入例【PDF】」を参考にしてください。 - ポジティブリスト申請時、要件のチェックには、添付のフロー図をご活用願います。
「フロー図(BP PL申請)」【PDF】
ポジティブリスト申請には全2ページの申請書を提出願います。
「ポジティブリストへの新規追加・修正 申請書」(全申請共通)
「様式Ⅰ-2;バイオマスプラ・分類A、E用」
「様式Ⅲ-2;バイオマスプラ・分類C用」
「様式Ⅴ-2;バイオマスプラ・分類F用」
申請方法と登録の流れ
マークの申請には会員になる必要があります
バイオマスプラマーク取得審査を受け、使用許可を得るには、日本バイオプラスチック協会(JBPA)の会員になる必要があります。
会員には、正会員、賛助会員、マーク会員の三種類があり、それぞれの資格に応じた権利が発生します。また、期間限定マーク会員制度をご利用いただくこともできます。


「入会のご案内」をご覧のうえ、入会申込書をご郵送下さい。
また正・賛助会員にお申込みの場合は、事務局までご一報下さいますよう、お願いいたします。
※登録をお急ぎの際は、入会申込書と申請書を一緒に受付いたします。

「様式X-2記入例」をご参照のうえ申請書を作成して下さい。

*申請書の申込み締切日は、毎月中旬とさせて戴いております。
トップページの“お知らせ"にて、毎月の締切日をご案内しておりますので、
ご確認のうえ早めにご送付下さい。

シンボルマーク登録番号を記載した使用許可証をお送りします。
「シンボルマーク使用の手引き」を参考にご使用下さい。


申請書送付先
〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町5-11 ユニバーサルビル6F
日本バイオプラスチック協会 識別表示事務局
TEL:03-5651-8151 FAX:03-5651-8152
バイオマスプラ(BP)マーク取得製品リスト

下記の製品は当協会が運営するバイオマスプラ識別表示制度によるマーク取得製品です。
使用されている材料は、安全性など同制度の基準に適合したものが使われています。
取得製品についての問い合わせ先は該当する製品に「詳細」があればクリックして参照ください。
「詳細」が無い場合は JBPA会員リストに掲載されている提供元会社名を参照ください。
バイオプラマーク取得製品一覧(2021年1月1日現在)
登録番号順
こちらをクリックすると製品一覧が表示されます。
用途別一覧
用途名をクリックすると用途別の一覧が別ウィンドウで表示されます。
包装用資材 | 容器 |
土木・建築資材 | 農林業水産資材 |
文具 | 日用雑貨 |
電子機器、事務器、自動車関連 | その他 |
バイオマスプラ(BP)ポジティブリスト(PL)
エクセルファイルで別ウィンドウで表示されます。
内容 <ファイル名> Ver.2020.6(Jan.) | 容量 |
►分類番号A(バイオマスプラスチック) | 77KB |
►分類番号C(中間製品) | 123KB |
►分類番号E(バイオマス由来熱硬化性プラスチック原料) | 36KB |
►分類番号F (バイオマス由来熱硬化性プラスチック中間製品) | 78KB |
ポジティブリスト(PL)への新規追加・修正は「申請書及び記入例」から書類をダウンロードし、下記へ郵送願います。
〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町5-11 ユニバーサルビル6F
日本バイオプラスチック協会 識別表示事務局
TEL:03-5651-8151 FAX:03-5651-8152