「バイオマスプラ識別表示制度」発足について
平成18年6月29日
生分解性プラスチック研究会
生分解性プラスチック研究会(以下BPS)では、 平成18年7月1日より再生可能な有機資源(バイオマス)由来原料から作られたプラスチック製品の普及促進を図るため
「バイオマスプラ識別表示制度」を発足させ、運営する事になりました。
■ 目的
トウモロコシ等のバイオマス由来のプラスチック製品の普及促進を図ることにより、 地球温暖化防止、化石燃料資源の節約、及び自然環境の保全に資する。
■ 識別表示認証マーク(例)

■ 識別表示制度の概要
一般消費者がバイオマス由来のプラスチック製品を容易に識別出来るように、BPSが定める識別表示基準に適合する製品を「バイオマスプラ」として認証し、定められた認証マークの使用を認可する制度である。
<基準の概要>
| 1. |
ポジティブリスト(PL)の採用。 |
| 2. |
「バイオマスプラ」の全ての構成材料(成分)はBPS作成のPLに記載されていなければならない。 |
| 3. |
BPS審査部会において開示された構成材料(成分)を審査し、適合と判断されたプラスチック製品に対して認証マークの使用を許可する。 |
本件に対する問い合せ先
団体名:日本バイオプラスチック協会(JBPA:Japan BioPlastics
Association)
住 所: 〒140-0032 東京都中央区日本橋箱崎町5-11 ユニバーサルビル6F
会 長: 冨澤龍一(三菱化学株式会社代表取締役社長)
問い合せ先: 事務局 神波、猪股 TEL:03-5651-8151 |
別添資料
バイオマスプラ識別表示制度について
生分解性プラスチック研究会
生分解性プラスチック研究会(会長:冨澤三菱化学且ミ長、東京都中央区八丁堀2−26−9)では、
7月1日より、新たにバイオマスプラの識別表示制度を発足させ、運営することとなりました。
以下に本制度の概要を説明させて頂きます。
1. 本制度の目的
バイオマスプラスチックは、一般的には、バイオマス由来の原料を全部或いは一部使用したプラスチックを言い、環境負荷が少なく、かつ炭酸ガスのバランスを崩すことの無い等の特徴を有するものです。
このことから地球温暖化防止、化石燃料資源の節約、自然環境の保全に資することが期待されているものの、現在は全プラスチックの市場規模に占めるバイオマスプラスチックの推定割合と数量は、僅か0.2%、3万トンに過ぎません。
生分解性プラスチック研究会(BPS)はバイオマスプラスチックの中でも、とうもろこし等の再生可能な有機資源由来の物質に含まれるでんぷん等の原料より、化学的又は生物学的に合成する事により得られる高分子材料(プラスチック)が、資源環境型社会構築の基本的な補完資材であるとの認識に基づき従来よりその普及促進進めてまいりました。
今般、一般消費者の皆様にバイオマスプラスチック製品がかかる特徴を有し地球温暖化防止、化石燃料資源の節約、自然環境の保全に資するとのご認識を頂き、かつその普及促進を図るため、既存の化石燃料由来のプラスチック製品と識別するための制度として、「バイオマスプラ識別表示制度」を発足したものです。
2. 本制度の概要
この制度は、一般消費者がバイオマス由来のプラスチック製品を容易に識別できるように、BPSが定める識別表示基準に適合する製品を「バイオマスプラ」として認証し、定められた認証マークの使用を認可する制度である。
<基準の概要>
| 1. |
ポジティブリスト(PL)の採用。 |
| 2. |
「バイオマスプラ」の全ての構成材料(成分)はBPS作成のPLに記載されていなければならない。 |
| 3. |
BPS審査部会において開示された構成材料(成分)を審査し、適合と判断されたプラスチック製品に対して認証マークの使用を許可する。(開示内容に対し、BPS
審査部会守秘義務) |
基準
「バイオマスプラ」は生分解性プラスチック研究会がポジティブリストに記載するバイオマスプラスチック組成中のバイオマス由来成分を、製品中に25.0重量%以上含むプラスチック製品でなければならない。
3. BPSがバイオマスプラ識別制度を発足する意義
平成14年12月に発表された政府のバイオテクノロジー戦略大綱、バイオマスニッポン総合戦略においても、化石資源の使用量縮減により地球温暖化を防止する為に、植物原料、生分解素材の積極的利活用を推進する方針が明示されたところです。
かかる観点から、昨今バイオマスプラスチック製品の普及促進が市場より強く望まれている中で、樹脂メーカー、一次加工メーカー、最終加工メーカー、流通業者など多くの有力企業を会員に持ち、活力ある活動を繰り広げている生分解性プラスチック研究会(BPS)に対して、本制度に先立ち平成12年に「グリーンプラ識別表示制度(生分解性プラスチック製品)」を立ち上げ、現在までに800点を超えるグリープラマークの認可製品を認証、生分解性プラスチック製品の正しい理解と普及に大いに貢献している実績もある事より、本識別表示制度の発足を求める要望がますます大きくなってきていたところです。
BPSでは、かかる状況を踏まえ昨年央よりバイオマスプラ識別表示検討WG等で精力的な検討を行ってきた結果を取りまとめた前述の、「バイオマスプラ識別表示制度」が去る6月13日生分解性プラスチック研究会の総会で承認されました。
BPSは、今後幅広い会員会社の知識と努力を結集し「バイオマスプラ識別表示制度」の的確かつ積極的な運用を通じてバイオマスプラスチック製品の普及、拡大に貢献してまいります。
4. 生分解性プラスチック研究会(BPS)の今までの対応
| 1. |
2003年に策定した「BPS中期事業計画」において、グリーンプラの定義の中に、従来の生分解性プラスチックに加えてバイオマス由来の原料から製造されるバイオベースポリマー(バイオマスプラスチック)を含める事としました。即ち、出口の機能である生分解性が特徴である生分解性プラスチックに加えて入り口でバイオマス由来の原料を使うことに意義のあるバイオマスプラスチックの両方の普及促進活動を推進してまいりました。 |
| 2. |
2005年に開催された愛知万博(愛・地球博)での「バイオプロセス実用化開発事業R&Dコンソーシアム」による各種バイオ、生分解性素材製品の大量導入及び各種実証モデル事業の取り組みはBPS会員各社の多大な協力の下で行われ、社会的な認知度の拡大に大きなインパクトを与える契機となりました。 |
5. 生分解性プラスチック研究会(BPS)のこれからの対応
| 1 |
「バイオマスプラ識別表示制度」の確実な運用 |
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識別表示委員会、基準検討部会による基準の向上、深化の検討と審査部会による公正な審査、認証及びマーク管理部会による正しいマーク運用の管理。 |
| 2 |
バイオマスプラスチックの技術的問題への取り組み |
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技術委員会により、バイオマスプラスチックの試験方法、評価方法などの研究の推進。 |
| 3 |
海外との交流、調整 |
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技術委員会により、バイオマスプラスチックの認証基準に係る国際標準について、欧米諸団体との意見の交換、調整。 |
| 4 |
普及、広報活動 |
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企画調査委員会が中心になり、「バイオマスプラ識別表示制度」、「バイオマスプラマーク」の普及拡大に向けて、BPSホームページの全面改良、パンフレットの作成、展示会、セミナーへの参加、及び各方面へのPRを積極的にとり進める。 |
従ってBPSは今後、
従来からの「グリーンプラ識別表示制度」=「生分解性プラ」と
新規に「バイオマスプラ識別表示制度」=「バイオマスプラ」
の2つの識別表示制度を整然と運用いたします。 |
以上
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