| 2007.11.27 |
NECが金属に匹敵する熱伝導性を示すバイオプラスチック開発
NECは金属に匹敵する熱伝導性を示すバイオプラスチックを開発した。ポリ乳酸の中に植物原料からなる独自の結合剤と炭素繊維を添加し、炭素繊維の分散性が高まることによって添加量10%でステンレス並みの熱拡散性が得られる。NECでは電子機器の環境対策と発熱対策の双方に寄与すると期待しており、筐体に利用することによって一層の小型化・薄型化につながるとしている。2008年度中に量産技術の確立を図り実用化につなげる。
|
| 2007.11.21 |
古河電気工業と東レ、中国での発泡ポリオレフィン製品販売で提携
古河電気工業と東レは11月20日、中国でのポリオレフィン製品販売で提携すると発表した。11月から古河電工の中国出資子会社の古河電業(天津)が東レの自動車向け発泡ポリオレフィン製品の輸入販売を開始する。古河電工は発泡ポリエチレンや発泡ポリプロピレン、PET超微細発泡体、生分解性発泡シートなどの発泡・フォーム製品をグローバル展開しているが自動車材以外の用途比率が高い。東レは自動車内装材を主力に各種発泡製品を展開しているが販売は日本と北米が中心。両社の提携で中国市場の自動車材分野への展開が加速する。
|
| 2007.11.20 |
菱三商事、MODA法がプラスチック生分解性評価の国際標準に
菱三商事が販売する微生物酸化分解測定装置「MODA」によるプラスチックの生分解性評価法が、ISO認証を取得した。コンポスト中での微生物による分解度を研究室レベルで簡易かつ長時間安定して連続測定できるのが特徴で、日本発信の世界スタンダードとして認可されたことになる。菱三商事では生分解性プラスチック関連メーカーや大学などの研究機関への普及拡大を図っていく。MODA法は静岡県立大学薬学部の植松正吾博士が考案し、静岡県富士工業技術センター、生分解性プラスチック研究会(当時)などと共同開発した。生分解性プラスチックが反応筒で分解され、発生した二酸化炭素を定量的に吸収した筒の重量変化を測定することにより試料の分解速度を測定する。
|
| 2007.11.19 |
(関西地区・環境ビジネス特集)
ユニチカが「テラマック」の開発に拍車
ユニチカは、環境に優しいトウモロコシ由来のポリ乳酸(PLA)バイオマス素材「テラマック」の開発に拍車をかけ、様ざまな分野に展開していく。現在、フィルム・繊維・スパンボンド不織布・樹脂の4分野で展開、2006年度の販売量は1000トン強にまで拡大した。PLAの課題である耐熱・成形加工性を独自技術によって解決、2007年7月には物性を落とすことなく成形速度を世界最高レベルの30秒にまで短縮、成形温度も従来の100℃から80℃に低減させることに成功した。これによりエネルギーコストを削減できるなどのメリットもある。
|
| 2007.11.19 |
(関西地区・環境ビジネス特集)
カネカが生分解性熱可塑性プラスチックを市場提案
カネカは地球環境に配慮した新規製品として、ビーズ法発泡ポリ乳酸(PLA)系樹脂「カネパールPLAフォーム」を発売しており、生分解性熱可塑性プラスチック「バイオポリマー(PHBH)」を市場提案している。いずれも再生可能な植物資源から得られる原料を用いた樹脂で、多様な用途展開に期待を寄せている。「カネパールPLAフォーム」は環境に負荷をかけないのが第一の特徴だが、既存のビーズ法発泡ポリスチレンに近い発泡性や衝撃性を有するのも特徴。また耐熱性も大きく改善し、より使いやすくなった。すでにワインケースなどに実用化されているが、緩衝材や各種輸送容器など様ざまな用途に地球に優しい発泡樹脂製品として提案する。
|
| 2007.11.16 |
ユニチカ、「テラマック」事業規模を2008年度に倍増
ユニチカはバイオプラスチック「テラマック」の事業規模を2008年度に倍の2,000トンに拡大する。とくに自動車や電気・電子機器分野における射出成形用途の拡大に力を注ぐ。主原料ポリ乳酸(PLA)の耐衝撃性や成形サイクル性を大幅に改善する新技術を活用する。物性向上とともに成形品の加工コストを低減することが可能になるため、これまで対応が難しかった自動車内装材やIT機器部品などでの採用拡大を目指していく。中期的には射出成形用途だけで1000トンの事業規模を確保したい考えだ。
|
| 2007.11.14 |
ピューラック・ジャパンが生分解性ポリマーの医療材料向けを拡販
オランダ・ピューラック社の日本法人ピューラック・ジャパンは医療材料用生分解性ポリマー(ポリ乳酸)の拡販を進めている。医療や製薬のインプラント、外科用縫合糸、非経口ドラッグデリバリーの賦形剤などとして適用されている。医療用として開発した生分解性ポリマーの「ピュラソーブ」は医療や製薬のインプラント、外科用では生分解、生体適合性さらに機械的にも強い熱可塑性という特性から縫合糸、クリップ、ステープル、外科用ガーゼなどの基材として使われる。生分解性をもつことから再手術による除去の必要がないのが特徴。
|
| 2007.11.05 |
カネカ、INCHEM TOKYO2007にポリ乳酸発泡体出展
カネカは「インケム先端材料展」で、地球環境に配慮した樹脂製品として「ポリ乳酸発泡体」と「バイオポリマー」の2点、および液状樹脂に硬化反応技術、加工技術を付与した「耐熱耐光透明樹脂」「熱硬化型非シリコーン系液状材料」「機能性軟質発泡体」「中空微粒子」の機能性新規開発品4点を出展した。「ポリ乳酸発泡体」は植物原料由来のポリ乳酸発泡体の欠点である耐熱性を改善した発泡体で、すでにワインケースなどへの採用が始まっている。「バイオポリマー」は天然油脂を原料として微生物合成される生分解性ポリマーで、ポリプロピレンに近い物性をもち、種々の成形も可能。
|
| 2007.11.02 |
日清紡がPCD系高機能樹脂をPLA向け軸に拡大
日清紡は独自の高機能樹脂「カルボジライト」の事業拡大を図る。とくに期待しているのがポリ乳酸(PLA)改質用途で、加水分解によるPLAの劣化を抑えることができる。PLAの物性向上に不可欠な素材として展開していく。また人体や環境などへの安全性を生かし、水性塗料の架橋剤などの市場拡大も進め、将来の成長の柱と位置づけ強化していく。カルボジライトは分子中にカルボジイミド基を有する独自開発のポリカルボジイミドをベースとした高機能樹脂素材。従来の素材にない低毒性・安定性と耐水・耐熱性、化学反応性など機能性を両立した樹脂改質剤、架橋剤として2005年春に本格事業化した。PLAやポリエステル樹脂の加水分解防止や塗料・インキ用架橋剤、電子部品用接着剤などに使われている。
|