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日本バイオプラスチック協会(JBPA)Japan BioPlastics Association
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2007年5月 のクリッピング情報

2007.05.30
東セロが高耐熱PLAの量産技術開発
 東セロは、高耐熱ポリ乳酸(PLA)の量産技術を開発した。融点は215℃で分子量数十万のL乳酸とD乳酸をステレオコンプレックス化したもの。独自の混練装置を開発し、これまで困難とされていた溶融加熱混合での量産を可能とした。同時に2軸延伸フィルム成形、シートの真空成形、ガラス繊維強化射出成形技術も開発し、広範な分野で同PLAを製品かできる技術体系を整えた。フィルム、シートでの展開を考えており、射出成形技術についてはライセンスを検討している。D乳酸メーカーとのアライアンスを視野に2009年をメドに事業化するとしている。
2007.05.22
総合科学技術会議がバイオマス活用など
技術革新ロードマップ公表
 総合科学技術会議は「イノベーション25」(中間とりまとめ)を受けて、技術革新戦略ロードマップを取りまとめ公表した。この中で、社会還元を加速するプロジェクトの一環として「食料・飼料と競合しないバイオマス資源の総合利活用」を推進することによって、リグニンからの高機能樹脂、ナノセルロースファイバー、バイオエタノールを上回る高オクタン価ガソリン添加基材のバイオブタノールなどの技術開発を推進することを掲げた。
2007.05.21
京都大学生存圏研究所、バイオマス繊維複合材を開発
 京都大学生存圏研究所の矢野浩之教授はバイオマスを原料に軟鉄を上回る高強度を有した複合材料を開発した。パルプの繊維を数百ナノメートルから4ナノメートルにまでほぐして得たミクロフィブリル化セルロース(MFC)を強化繊維とし、フェノール樹脂やポリ乳酸をマトリックスに用いたもの。MFCはアラミド繊維に匹敵する高弾性、高強度が得られ、熱膨張係数が石英並みに小さいなどの特徴を持つ。この複合材料については安価な量産化が可能とされており、高騰が続いている金属に代替してパソコンや携帯電話、家電製品の筐体としての市場化が期待できるとしている。
2007.05.18
東レが高耐熱・高剛性のポリ乳酸開発
 東レは5月17日、耐熱性、剛性、成型加工性を飛躍的向上させたポリ乳酸(PLA)を開発したと発表した。耐熱性は150℃と世界最高レベル、従来のPLAに比べて剛性は二倍、結晶化速度は
50倍と高くなっている。独自技術によりセルロース系植物繊維をコンパウンドすることにより高機能化を実現した。結晶化速度については、セルロース表面の水酸基とPLAのカルボニル基の相互作用を活用した結晶化促進技術を開発することで、結晶化速度を従来のPLAの50倍、最新の改良技術と比べても10倍早めることに成功したとしている。植物繊維を50%含有しながら表面外観性に優れることも特徴。100%植物由来の環境低負荷素材として自動車部品、電機・電子部品、土木・建築資材、家具などにサンプルワークを進め、1〜2年をメドに事業化する。
2007.05.17
武蔵野化学研究所が高透明・高耐熱ポリ乳酸を事業化へ
 武蔵野化学研究所は、高純度のL-乳酸と同社が唯一のメーカーであるD-乳酸を応用し、D、L両光学異性体のポリ乳酸による高透明・高耐熱PLA(ポリ乳酸)を帝人と共同開発、2008年の事業化を目指している。武蔵野化学研究所は磯原工場でDL-乳酸を生産する一方、2000年には中国で合弁により高純度L-乳酸の量産を開始、さらに2006年には高純度D-乳酸の量産も開始している。高純度L-乳酸とD-乳酸の各ポリマーをブレンドしたステレオコンプレックスポリ乳酸(SC-PLA)を帝人と共同開発している。このSC−PLAは融点210℃と、PBT樹脂に匹敵する高耐熱性とPET樹脂並みの高透明性を誇り、電気部品、自動車部品向けに数100トン規模で事業化を図る方針。
2007.05.14
シャープ、ポリ乳酸ブレンドなどでプラリサイクル拡大
 シャープは、プラスチックの「自己循環型マテリアルリサイクル」を着実に拡大している。廃棄された洗濯機などからプラスチック部材を回収、破砕など調製を施して再資源化、洗濯機や冷蔵庫の部品成形材料として再び製品に戻すシステム。2006年度はリサイクル材料の製品使用量620トンで前年度比100トン増の実績。また植物系プラスチック(ポリ乳酸)と汎用プラスチックのブレンド技術ではポリプロピレンに加え、ポリスチレン(PS)系とのブレンド技術も確立している。いずれも2007年度内に家電への採用を目指していく。これらも将来的に自己循環型マテリアルリサイクルに組み入れていく構想。ポリ乳酸とPS系(ポリスチレン、ABS)のブレンド技術では、化学品メーカーなどの協力を得て相容化剤を最適化することで、ポリ乳酸の課題であった耐久性、リサイクル性、成形性などを汎用プラスチック並みに改善した。
2007.05.10
サカタインクスが生分解性樹脂エマルジョン開発
 サカタインクスは、水性タイプの生分解性樹脂エマルジョン「バイオグランデ」シリーズを開発した。植物由来原料のポリ乳酸(PLA)を独自の乳化分散技術を用いてエマルジョン化したもので、光沢性、塗膜耐性、機械安定性などに優れているのが特徴。現在、生分解性樹脂や紙などの加工用材料としてバインダー、コート剤といった幅広い用途を対象にサンプルワークを進めており、今年度中にも本格実用化につなげたい意向。同社はすでにポリ乳酸を使った生分解性インキを開発しており、バイオマス素材シリーズとして需要の掘り起こしを狙っていく。既存の印刷インキ事業で培った樹脂合成、分散加工技術などを駆使しポリ乳酸エマルジョンを開発したもの。平均粒子径0.3〜0.35マイクロメートルの微粒子にしたもので、光沢性、透明性、密着性、機械安定性、凍結安定性などに特徴を持っている。水性タイプのため水性インキ、水性塗料用バインダー、光沢加工用オーバーコートニスなど、各種機能性コーティング剤として利用できるほか、紙の紙力増強、耐水化処理などにも容易に対応できるとしている。
2007.05.09
三菱樹脂、植物系プラスチックフィルム・シートの
用途開拓加速
 三菱樹脂は植物系プラスチックフィルム・シート「エコロージュ」の用途開拓を加速する。メンバーズカードやポイントアップカードなど延伸カード及び粘着ラベルステッカー用途を重点分野と位置づけ、環境適応性や耐久性、二次加工適性などを前面に、既存素材からの代替需要を掘り起こす。窓付き封筒や窓部の乾電池のブリスターパックなど既存分野の維持拡大にも力を入れていく方針で、3〜4年後の新系列導入を視野に入れた事業規模拡大を目指す。「エコロージュ」はポリ乳酸(PLA)を主原料とするフィルム・シートで、20マイクロメートルの薄肉タイプから380マイクロメートルの厚番手間での幅広いラインアップが強味。これまでに窓付き封筒、プリントラミ、乾電池包装用のブリスターパック、半導体用のキャリアテープ・トレーなど広範分野で実用化の実績を持つ。
2007.05.02
共栄が植物由来のホットメルト接着剤開発
 難接着剤性樹脂加工を主力とする共栄は、植物由来の重合脂肪酸をベースとしたホットメルト接着剤を開発した。重合脂肪酸を70〜90%含有し、アクリル系の樹脂と組み合わせた。同社ではすでにポリ乳酸(PLA)系を開発しており、今回、植物由来のホットメルト接着剤シリーズを拡充した。PLA系の繊維やフィルムとの複合品として、有償でサンプル出荷を開始する。オリゴマーの選択・安定化などに工夫した100%PLA系ホットメルト接着剤、またアクリル系など他の樹脂と組み合わせコストを低減したPLA70%含有、80%含有のホットメルト接着剤を開発したもの。




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